三重県高等学校バレーボール春季大会兼中部総合高校の部県予選大会
4月22日23日に開催されました表記大会の結果です。
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<男子決勝戦評>
男子の決勝は、第1シードの松阪工業と第2シードの海星の対戦となった。
第1セット序盤は、海星が⑥番⑤番のAクイックや2本のブロックなどもあり、いいリズムでスタートを切ったのに対し、松阪工業はスパイクミスなどで4失点と流れに乗り切れず、10対6と海星がリードした。このまま中盤までは海星がリードを保ったが、松阪工業は⑦番のブロックと⑪番のサーブポイントなどで18対18と追いついた。ここから松阪工業は⑤番にトスを集め、海星はコンビで対抗し、24対24のデュースとなったが、最後は海星の③番がエンドライン付近からのトスを強打で打ち切り、26対24で海星が第1セットを先取した。
第2セット序盤は、松阪工業が⑤番のスパイクなどの7連続得点で10対5とリードした。海星も⑤番のクイックやブロックなどの5連続得点で10対10と追いつき、その後は16対16までサイドアウトが続いた。ここから松阪工業が⑤番のバックアタックや④番のサイド攻撃などの5連続得点で21対16とリードした。終盤は⑤番にトスを集め得点を重ねた松阪工業が25対21で第2セットを取り返した。
第3セット序盤は、松阪工業が⑤番にトスを集め得点を重ねたのに対し、海星は③番のサイド攻撃、⑤番の連続サーブポイントなどの4連続得点などもあり、10対10の接戦となった。松阪工業は中盤以降も⑤番にトスを集め、海星はクイック、サイド攻撃、バックアタックを絡めて対抗した。松阪工業の⑤番は、前衛後衛関係なくスパイクを打ち続け、ミスやブロックに捕まることもあったが、第3セットだけで16本のスパイクを決める活躍(3セット合計スパイク34得点)を見せた。マッチポイントも⑤番がスパイクを決めた松阪工業が25対21で第3セットを取り、セットカウント2対1で松阪工業が優勝した。
<女子決勝戦評>
今年度の春季大会は4年振りに一般の観客や声を出しての応援が許可され、非常に活気ある大会となり、熱い戦いが繰り広げられた。決勝は第1シードの三重高校と、第2シードの津商業が勝ち上がり、昨年度と同様の対戦となった。
第1セット、序盤からお互い一歩も引かず点を重ねる。津商は⑪小林がサービスエースを決め、流れを引き寄せようとするが、三重は⑨廣田の高さを生かした速攻や、エース⑥恒川が力強いスパイクで点を取り、そこから点を重ね14-10と引き離す。津商は②姫小松のサービスエースや、⑤岩佐が強気のダイレクト・スパイクで点を掴み、16-15と逆転。しかし、三重は苦しい展開に⑧尾崎、⑥恒川の鋭いスパイクで攻め続け、最後はキャプテン①浅川が決めきり、25-23で三重が第1セット先取。
第2セット序盤、三重は⑱古賀の安定したレシーブから流れを作り、点を連取するが、後がない津商も粘りをみせ、14-14とどちらも点を譲らない。津商は⑦庄司のスパイク・サーブで連続得点を重ねるが、終盤に三重は⑦森が高さと速さを生かした攻撃で流れを作り、25-20でセットを連取し、三重高校が6連覇を成し遂げた。
新人大会に引き続き、高さと速さを生かした攻撃と、粘りのある守備で今大会も王者を守り切った三重高校の中部総合での活躍を期待したい。