中学校夏の県大会結果

 7月29日・30日に開催されました標記大会の結果です。
 ベスト4の男子:久保中・ラークス・海星中・久居東中、女子:久居東中・海星中・殿町中・嬉野中は、8月8日・9日に静岡県で行われます東海大会に出場し、全国大会を目指します。
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<決勝戦評>
男子

 10年ぶり7度目の優勝をかけた久保中学校と、今年度の県選手権大会で準優勝したラークスの決勝戦となった。ゲームは久保中学校①行平の豪快なスパイクでスタートした。4-1となり久保中学校が波に乗るかと思われたが、ラークスは④堀江の2連続サービスエースで3-4とし、その後は久保中①行平③千野とラークス①北畑②加藤のエース同士の打ち合いとなる。終盤まで20-20の拮抗した展開となったが、ラークスは②加藤のスパイクを皮切りにリードし、25-21でこのセットをラークスが先取した。
 第2セットも序盤から拮抗した展開となった。久保中③千野が切れ味のあるスパイクを決めると、ラークス③丸山もよいコースへスパイクを決め返す。11-9と久保中が抜け出すかと思われたが、ラークスは⑨梅澤の的を絞らせないトス回しで11-11と追いつく。中盤久保中は②中川がエースを効果的に使い、18-13と5点差をつける。何とか追いつきたいラークスは⑥日置のスパイクで流れをつかもうと試みるも、集中力を切らさなかった久保中がリードを保ち、25-16とセットを取り返した。
 最終セット、序盤に久保中は①行平のスパイクや④西橋のクイックなどが次々に決まり、10-1と大きくリードする展開となった。さらに①行平のサービスエースや③千野の豪快なスパイクも決まり、17-5。ラークスもあきらめずに4連続得点して粘りを見せるものの、このセットを終始圧倒した久保中が25-15でこのセットを取り、見事に優勝を決めた。

女子
 本大会の決勝カードは、6月に行われた県選手権大会の決勝と同一カードとなった。その試合では、海星中が勝利し優勝を飾っている。
 第1セット、海星中は③佐藤のセンター攻撃、久居東中は①岸本のレフト攻撃と中心に、自分たちのバレーを展開する。両チームともエースまでボールをつなぐシンプルなバレースタイルだが、試合の主導権を握ったのは久居東中。効果的なサーブで連続得点を重ね、安定したレセプションで連続失点を防ぐ。一方海星中はサーブで流れをつくれず、①恒岡がレフト、ライトを使ったトスワークを試みるも、逆襲の糸口を掴めず、25-13で久居東中が第1セットをものにした。
 第2セット、序盤は競り合うものの、久居東中①岸本②伊藤の勢いが止まらず、さらに⑥井上のセンター攻撃も要所で決まり、13-7で給水タイムアウトを迎える。ここで追い上げなければ後がない海星中は、相手のスパイクミスに乗じてサービスエースや②宮崎のブロックなど、持ち前のサーブ力とディフェンス力で15-16と差を詰める。相手を攻略するきっかけをつかみかけた海星中だったが、立ちはだかったのはやはり久居東中の両エースのスパイク。終盤は徹底したエースバレーで海星中を圧倒し、25-20でこのセットも久居東中が奪取、20年ぶりとなる優勝を手にした。
 力強いスパイク合戦は見る者を魅了するが、その陰には久居東中⑤野澤、海星中①恒岡の献身的なトス、そしてセッターに丁寧に返すレシーバーとそれを助けるブロッカーたちの存在がある。東海大会に出場する各チームには、仲間たちへの感謝の気持ちを忘れず、次のステージでも活躍することを祈念し、戦評としたい。