三重県高等学校バレーボール選手権大会(春高予選)結果

 11月1日から行われている標記大会の結果です。

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結果【男子】
結果【女子】
結果【3日目】
<決勝戦評>
 男子

 決勝は安定した戦いぶりで勝ち上がった第1シードの海星高校と、準々決勝・準決勝をフルセットの試合で勝ちあがった第2シードの松阪工業高校の対戦となった。
 第1セット序盤、落ち着いた入りに見えたが、松阪工業に固さが見られミスが出てしまう。逆に海星は1竹内の一人時間差や11田川のサービスエースなどで勢いに乗る。中盤以降ブレイクを重ねた海星が徐々に点差を広げ第1セットを奪った。第2セット、落着きを取り戻した松阪工業は3田原のスパイクや5野尻のブロード
攻撃で得点を重ねる。海星はミスが目立ち中盤で点差が広がる。攻撃が単調になった海星に対し 5 本のブロックを決めた松阪工業が第2セットを奪った。第3セット、互いの持ち味を生かし中盤までは互角の展開で進む。中盤、海星のスパイクミスと松阪工業5野尻のブロード攻撃で松阪工業がリードを奪う。海星も1竹内のクイックや12藤井のスパイク、8黒宮のライト攻撃など的を絞らせない攻撃で追い上げる。22-22になった所から松阪工業7古田の高さのあるスパイクで得点を重ね松阪工業が第3セットを奪った。第4セット疲れの見え始めた海星に対し高さで優位に立つ松阪工業が序盤からリードを広げる。海星もメンバー変更などで追い上げを試みるも及ばす松阪工業がリードを広げそのまま優勝を決めた。
 県総体では海星が勝利し今大会も白熱した試合展開が予想された両校であったが、第2セット以降は高さで勝る松阪工業が試合を優位に進める形となった。優勝した松阪工業には全日本高等学校選手権大会でのさらなる活躍に期待したい。
女子
 春高全国をかけた女子の決勝戦は、8回目の全国出場を狙う三重高校と初出場をかけた宇治山田商業高校の対戦となった。今年度のインターハイに出場しており、経験豊富な三重高校に対し、準決勝では名門津商業高校を倒し、勢いに乗る宇治山田商業高校が挑む形となり、会場は大きな声援に包まれた。
 三重高校はエース福田、岸本、キャプテンの海津を中心に攻撃を組み立て、高さとパワーを生かした攻撃で試合をリードした。一方、宇治山田商業高校は、山田、本田、浅沼を中心に粘り強い守備で応戦し、最後まであきらめないプレーを見せた。しかし、終わってみれば経験豊富な三重高校がその総合力を示し、ストレートで勝利した。春高全国の切符を手にした三重高校には三重県代表として大いに期待したい。