三重県高等学校総合体育大会バレーボール競技
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<男子決勝戦評>
イターハイ予選大会は、例年の決勝リーグ戦から試合数を減らした全試合トーナメント形式で実施された。最終日に残ったのは松阪工業・三重・海星・皇學館となった。最終日は順位決定を含めた合計4試合が実施され、準決勝で三重をストレートで下した春季大会王者の松阪工業が決勝へ。春季大会2位の海星が前日にベスト4にフルセットで勝ちあがってきた皇學館を下し、この2校での決勝戦となった。
決勝戦第1セットは両者3枚ブロックなど、高いブロックで相手をけん制し、強打が軟打になるシーンが多く、ラリーが続く試合展開となった。序盤の均衡を崩したのは松阪工業⑤番のブロックとダイレクトアタックで相手を離し、③のバックアタック、②番のサーブで相手を崩して攻める展開を見せ、リードした状態で第1セットを25-20で終える。
第2セットは相手のミスで得点が動くシーンが多く、両者高いブロックを抜けてアウトになるボールが見られた。序盤海星の⑨番のスパイク、⑭番の時間差、⑤番の高いスパイクなどで先制、松阪工業も④番のCクイックなどで中盤で追いつく展開、16-16から海星の⑭番のブロックや⑤番のスパイクでこのセットを25-22で海星がセット取り返し、勝負は最終セットへと縺れ込んだ。
第3セット、松阪工業は②番のサーブで崩すが、海星は②番のBクイックで流れを断ち切り、⑤番が3枚ブロックの上からスパイクを決めるなど、激戦となった。しかし松阪工業が24-20とマッチポイントを迎える。海星もクイックやブロックアウトで3連続得点し追いかけるも届かず、この接戦を松阪工業が制し、今大会の優勝を決めた。
<女子決勝戦評>
今年度の三重県総合体育大会は、感染症対策を行いながら、3年ぶりの有観客での開催となった。1回戦より保護者等15名、準決勝・決勝は30名という人数制限を行ない開催された。
序盤は、三重高校が2点リードしながら進む展開となった。三重高校は、⑦恒川や⑥笠井のレフトからのスパイク。津商業は①下井や④森田のセンタ
ーからのブロックアウトなど、両エースが打ち合う展開となった。しかし、三重高校は13-13から高さを生かしたブロックからコンビバレーを展開しリードを広げ、25-15で第1セットを先取した。第2セットも三重高校が終始リードする展開。中盤、津商業も3点差まで追いつく場面もあったが、このセットも25-16で三重高校が勝利した。2セットを通し、1度もリードを許さなかった三重高校の全国総体での活躍に期待したい。
コロナ過での開催でありましたが、関係者の皆様のご協力に感謝いたします。