春高バレー三重県予選の結果
春高バレー三重県予選の結果です。
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男子最終結果
女子最終結果
<男子決勝戦評>
男子の決勝は、第1シードの松阪工業と、第3シードの海星の対戦となった。
第1セットは、6対6まではサイドアウトの取り合いで、接戦になるかと思われたが、松阪工業が⑮番の2本のブロックなどで5連続のブレイクを取り、11対6とリードした。その後、終盤に⑮番や⑤番のブロックなどでブレイクを重ねた松阪工業が、25対15で第1セットを取った。
第2セットは、海星が①番のジャンプサーブなどの効果的なサーブからブロックでワンタッチを取り、粘り強いレシーブから③番のサイド攻撃でブレイクを重ね、8対4とリードした。更に海星は、⑰番のサーブポイントなどの4連続ブレイクで、16対8とリードを広げた。松阪工業はサイドアウトを取るもののブレイクが取れず、海星が25対18で第2セットを取った。
第3セットは、松阪工業が⑮番や⑥番のサーブポイントなどで6対2とリードしたが、海星も②番のライト攻撃や⑤番のダイレクトスパイクなどでブレイクを取り、点差を徐々に詰めていき13対13の同点となった。その後もシーソーゲームが続いたが、松阪工業の⑦番がブロックで24点目、Aクイックで25点目を取り、25対23で松阪工業が第3セットを取った。
第4セットは、海星が④番と⑰番と②番のブロックなどで、6対1とスタートダッシュに成功した。その後も海星が効果的なディフェンスから③番がレフト攻撃などで19対10とリードを広げ、そのまま海星が25対17で第4セットを取った。
第5セットは、松阪工業の⑤番がスパイクで先取点を取ったものの、脚の痙攣で交代し、松阪工業に連続ミスが出て5対2と海星がリードした。しかし、海星にもミスが出て、松阪工業が⑨番の2本のブロックで6対5と逆転した。その後、海星に4本のスパイクミスが出て、松阪工業が10対6とリードした。海星は③番のレフト攻撃で1点を返したが、松阪工業が⑨番の縦のBクイック、⑮番のブロックなどで13対7とリードを広げた。海星はブロックや③番のバックアタックで粘ったが、最後は松阪工業の⑮番が2本のレフト攻撃を決め、松阪工業が15対10で第5セットを取り、セットカウント3対2で松阪工業が優勝した。
<女子決勝戦評>
3年生の集大成となるこの大会で、数年ぶりに音を出しての応援が解禁され、声援や太鼓の声が鳴り響き非常に活気ある中、決勝戦が行われた。対戦カードは県総体と同じく、三重高校と、津商業高校での戦いとなった。
第1セット、序盤から三重が①恒川の攻撃を起点に9-4と一気に走り出す。津商も③横山を中心とした守備で粘るが、三重は高さを生かしたダイレクトやブロックで引き離し、25-10と危なげなく1セット目を先取。
第2セット、第1セットの流れを切り替えるべく、津商は⑦庄司のスパイクで連続得点を重ね、10-10と競り合う展開に。途中ピンチサーバーで入ったキャプテン④杉山がサービスエースを決め、さらに盛り上がりをみせるが、三重は③尾崎の力強いスパイクや⑮浅川の巧みな攻撃で津商に流れをつかませず、25-16で第2セットを連取。
第3セット、三重はエース①恒川の攻撃で得点を重ねると、⑦森の速い攻撃や、⑧森崎のツーなど幅広い攻撃で17-8と一気に引き離す。負けられない津商もブロックフォローから粘り強く攻撃を続けるが、三重の勢いを止めることができず、25-13で3セット目を取りきり、圧巻の強さを見せて3年連続7回目の優勝を決めた。
今年の3年生は、中学校最後の大会をコロナで経験することができず、非常に悔しい思いをした学年でもある。そんな3年生の想いを胸に、三重代表として全国総体でベスト8の成績を収めた三重高校の春高での活躍を期待したい。