三重県高等学校総合体育大会バレー ボール競技

 5月31日から6月2日にかけて行われていました今年のインターハイ予選の結果です。
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<決勝戦評>
男子

 男子の決勝は、第1 シードの松阪工業と、第2 シードの海星の対戦となった。
 第1 セットは、海星が⑤番のA クイック、①番のサーブポイントなどで3 対0 と先行したが、松阪工業は④番のブロックとレフト攻撃、⑤番のB クイックなどでブレイクを取り6 対4 と逆転した。その後も松阪工業は⑩番のレフト攻撃とブロック、④番のバックアタックでブレイクを取り12 対6 とリードした。海星は①番のダイレクトスパイクとブロックなどでブレイクを取ったが、スパイクミスやサーブミスもあって点差を詰めることができず、松阪工業が④番のレフト攻撃、⑪番のサーブポイントなどで20 対12 とリードを広げた。海星は⑪番のレフト攻撃、⑨番のA クイックでサイドアウトを取るがブレイクが取れず、松阪工業が②番のサーブポイント、⑩番と④番のバックアタックなどで24 対15 とした。海星は①番のブロックでサイドアウトを取り、⑨番の2 本のサーブポイント、①番のレフト攻撃で24 対19 と追い上げたが、最後は海星にミスが出て、松阪工業が25 対19 で第1 セットを先取した。
 第2 セットは、序盤から両チームがスパイクでサイドアウトを取り合う中、海星は②番の時間差攻撃、⑨番のブロックとサーブポイントでブレイクを取るが、ミスで相手にブレイクを許し8 対8 と接戦になった。この後も松阪工業は⑩番のバックアタック、④番の3 本のレフト攻撃など、海星は①番のレフト攻撃とライト攻撃、⑤番のブロック、⑪番の2 本のレフト攻撃などで点を取り合い、14 対14 と接戦は続いた。松阪工業は④番のレフト攻撃でサイドアウトを取り、④番のサーブポイント、⑩番のブロックで17 対14 としたが、海星が⑨番のA クイックでサイドアウトを取り、⑪番のライト攻撃、⑪番のブロック、⑨番のダイレクトスパイクで18 対17 と逆転した。この後、両チームがレセプションアタックでサイドアウトを取り合い、海星のミスで19 対19 となった。松阪工業は⑥番がサーブのローテーションで、ディフェンスからのトランジションアタックで④番が3 本連続でバックアタックを決め、更に③番のA クイックで4 連続ブレイクを取り、23 対19 とリードした。海星は①番のブロックで松阪工業の流れを切ったが、松阪工業はレセプションから⑩番がレフト攻撃でサイドアウトを取り24 対20 とした。海星は①番のレフト攻撃でサイドアウトを取ったが、松阪工業はレセプションから④番がレフト攻撃を決め、松阪工業が25 対21 で第2 セットも連取し、セットカウント2 対0で優勝した。
女子
 活気溢れる応援の声が体育館に鳴り響く中、決勝は新人戦で王者となった津商業と先月の春季大会で王者に返り咲いた三重との負けられない対戦となった。
 第1 セット、出だしから一進一退の戦いとなり10-10 まで点を取り合うが、津商②姫小松のサーブが走り、4連続得点。そのまま勢いはとまらず17-13 と引き離すが、三重はエース④岸本の攻撃を筆頭に17-17 と試合を振り出しに戻す。お互い一歩も譲らず、21-21 まで競る展開となるが、津商はキャプテン④小林が強気のツーで押し込み、流れを引き寄せ25-22 で1セット目を先取。
 第2 セット、三重が⑥谷と⑤中田の高さを生かした速い攻撃から勢いづけ、7-4 とリードする。追いかける展開となった津商は①牧野が鋭いスパイクを打ち切ると③谷口が上手くブロックを使って点を重ねる。三重は⑦海津の左を生かしたスパイクや⑮福田のブロックから引き離しにかかり、お互い点を取り合う中で、津商は②姫小松のスパイクから粘りをみせ19-15。負けられない三重はメンバーチェンジで入った②麻野が3年生の意地をみせ、スパイク、ブロックと点をもぎ取り19-18。しかし、攻め続けた津商がリードを許さないまま、最後は③谷口のサービスエースで25-22と2 セット目を連取し、2019 年以来18 回目の優勝を手にした。
 両チームが意地のぶつかり合いで引かない展開になる中、津商業が体格の差を感じさせないコンビバレーを繰り広げ、粘り強く、チーム全員で戦い抜いた試合となった。技術と心の強さを見せつけ戦いきった津商業の全国総体での活躍を期待したい。