三重県高等学校バレーボール春季大会
たいへん遅くなりました。三重県高等学校バレーボール春季大会兼中部総合高校の部県予選大会春季大会の結果です。
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決勝戦評(大変遅くなりました。申し訳ありません。)
男子
男子決勝は第1シードの松阪工業と第3シードの皇學館の対戦となった。
第1セットは松阪工業の最初のレセプションアタックで⑤番がクイックを決め、そのままサーブに下がり効果的なジャンプフローターで皇學館のレセプションを崩し、①番の速いライト攻撃、③番のブロック、さらにサーブポイントで4対0とスタートダッシュに成功した。その後も松阪工業は⑩番のレフト攻撃、④番のパイプ攻撃、③番のクイックなど多彩な攻めで得点を重ね、皇學館の連続失点などもあり13対3と大量リードを奪った。皇學館は①番の高さとパワーを活かしたスパイクとサーブ、②番の切れのあるスパイクとサーブで応戦するも松阪工業の⑩番に高さのあるスパイクを3本、③番⑤番にクイックを決められ点差を縮めることができず、最後は松阪工業の⑩番のブロックが決まり第1セットは25対16で松阪工業が先取した。第2セットの序盤は、松阪工業は⑤番③番のクイックと①番④番⑩番のサイド攻撃を絡めたコンビネーション攻撃、皇學館は①番のレフト攻撃、②番のライト攻撃で得点を取り合い11対10の接戦となったが、ここから松阪工業が③番の2本のブロックと⑩番のライト攻撃で3連続得点を奪い14対10と差を広げた。中盤以降は両チームとも失点がほとんどなく、スパイクの打ち合いによる見応えのあるサイドアウトが続いたが、皇學館は連続得点を奪うことができず点差を縮めることができなかった。逆に松阪工業は2回の2連続得点で点差を6点に広げ、最後は④番のレフト攻撃が決まり、25対19で第2セットも取り、ストレート勝ちで優勝を決めた。
戦評者名( 重永 貴博 )
女子
1セット目の序盤、三重高校は柏端(OP)のスパイク、サービスエースでリードを広げる。高田高校も脇田(MB)の速攻や稲本(WS)のスパイクで対抗し、11-9と三重高校リードで折り返す。中盤、三重高校は倉本(WS)のサーブでリードを広げる。高田高校もエース樋口(WS)のスパイクで食い下がるが25-16で三重高校が逃げ切った。
2セット目の序盤、三重高校は廣田(MB)、浮ケ谷(MB)のセンター攻撃、高田高校は板﨑(S)を中心とした脇田(MB)、稲本(WS)のコンビが冴え一進一退の攻防となった。三重高校は7-9とリードされた展開で、倉本(WS)のサーブ、柏端(OP)のライト攻撃が効果的に決まり19-10とリードし、最後も柏端(OP)もブロック、スパイクで得点を重ねた三重高校が5年連続で春季大会を制した。三重高校の中部総合での活躍を期待したい。
戦評者名( 奥出 正教 )