中学校夏の東海大会結果

8月6日7日に三重県営サンアリーナにおいて開催された「第43回 東海中学校総合体育大会バレーボール大会」の結果です。
男子の部で津市立久居東中学校が見事初優勝を飾りました。女子の部で第3位に入った亀山市立亀山中学校とともに、全国大会に進出します。両チームの健闘を祈ります。
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<大会所感>
男子:久居東中学校

 三重県第1代表として出場した。1回戦目の岐阜県第4代表松倉中との試合では、相手のレシーブ力が高く、なかなかスパイクが決まらない場面もあったが、ホームの強さを存分に活かして伸び伸びとしたプレーと落ち着いたプレーをすることができ勝利することができた。2回戦目は、愛知県第3代表祖父江中との試合であった。祖父江中は、キャプテンを中心にまとまり、崩れにくいチームであったと感じた。そんな相手に、1セット目序盤は、ブレイクポイントを奪えず、サイドアウトが続いた。中盤に、サーブで攻めることができ、ブレイクポイントを奪えるようになってきたところから、チームの攻撃も冴えわたるようになり、セットを奪うことができた。2セット目の序盤で、相手のキャプテンエースのスパイクを封じ込むことに成功し、ディフェンスも冴えわたるようになり、粘る相手を振り切り勝利することができた。全国大会出場をかけた準決勝は、愛知県第1代表六ッ美中との試合であった。六ッ美中の高さのある左利きと右利きの両エースを徹底してマークするとともに、相手の攻撃に合わせたポジショニングから、攻撃を封じ込むことに成功するとともに、サーブも狙い通りのサーブを打てたことで勝利することができ、悲願だった全国大会出場を決めた。決勝は静岡県第1代表浜松修学舎中との試合であった。1セット目序盤は、リードする展開ではあったが、相手のサーブに苦戦する場面や要所要所でのミスも続いた。接戦で終盤を迎えが、大事な場面でブロックポイントでブレイクに成功する場面が増え、そのままセットを奪取した。2セット目は、相手の狙いすましたサーブや、攻撃の変化に対応が遅れ、相手に連続のブレイクポイントを許し、2セット目は奪取された。優勝をかけた最終セットも、序盤は相手のペースで試合が進んでいった。しかしながら、こちらのレセプション成功率とサーブ効果率も高くなり、要所要所でブレイクポイントを取ることができた。一進一退の攻防が続いたが、最後には、エースを中心としたチームのまとまりが強固のものとなり、念願の東海大会優勝という偉業を達成することができた。
 津市では、白山中学校の優勝以来、27年ぶりの優勝となった。2年ぶりとなった東海大会はやはり子どもたちの意欲を掻き立てられる大会で、一回りの二回りも成長できる場であると改めて感じさせられた。また、各県の鍛え抜かれたプレー、チームの連携、バレースタイルを肌で感じることができ学ぶべきことが多い貴重な大会となった。チームは、三重県新人大会で久保中に負けてから、一人一人のバレーボールに取り組む姿勢に変化が見られ、自己のプレーを見直すことができたこと、津市大会から三重県大会、三重県大会から東海大会と進むにつれて、チームの一体感が高まっていったこと、そして、本校の教育活動に、温かく見守って下さった保護者の方の存在が優勝することができた要因であると実感した。
 最後に、本大会の開催にあたり、大会運営に関わる役員の皆様、並びに大会関係者の皆様には、感謝申し上げます。埼玉県で行われる全国大会は、多方面にわたりこれまで以上に、苦しい戦いになりますが、東海第1代表として全国の舞台で躍動してきます。
男子:海星中
 三重県第2代表として出場しました。1セット目の立ち上がり、相手のサーブに対するディフェンスづくりがうまくできずリードされ、そのリードをひっくり返すことができませんでした。2セット目も序盤にミスで落とした点差が最後まで影響し、セットカウント0-2で1回戦敗退となりました。センター攻撃は活かせたものの、サイド攻撃が相手の高いブロックに阻まれたこと、相手のオープンバレーにブロックが対応するのに時間がかかりスパイクコースを絞り切れなかったことで失点を重ねてしまいました。ボールタッチに臆してしまい自分たちのリズムを作れないまま攻めるバレーが展開できませんでした。
女子:亀山中
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年度は東海新人大会、夏季総体ともに中止と、2年ぶりの大会となった。県外との練習試合も組めないため、この大会が初の県外チームとの対戦となり、互いに手の内を探りながらの試合であった。                          
 第1試合はサーブで押し込み、相手エースへのマークも機能し、勝利をおさめることができた。第2試合は2セットともに終盤まで相手にリードされる展開であったが、20点以降の勝負所でブロックと連携したレシーブから相手の攻撃を抑え込むことに成功し、勝利をおさめることができた。準決勝では第1セット、相手エースの強打に圧倒され一方的な展開となった。第2セットは立て直すことに成功したが、一歩及ばす21点でセットを落とし、全国大会出場決定戦に回ることとなった。全国大会出場決定戦では、今大会最後の試合ということもあり、持てる力を出し切ろうと試合に臨んだが、序盤は緊張からか動きも固く、相手のコースをつくフェイントに翻弄され、苦しい試合展開となった。終盤立て直し、セットをもぎ取ると、第2セットはレフト、ミドルとスパイクも決まりだした。相手のフェイントに対応することにも成功し勝利をおさめ、全国大会の出場権を獲得することができた。やはり例年とは違った状況での大会となり、難しさもあったが、試合の中での選手の対応力に、2年越しで作り上げたチームの成長を感じることができた。                    
 全国的に厳しい社会情勢の中で、このような大会を行うにあたって、多大な苦労の中、その準備、運営に携わってくださった方々に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。感謝の気持ちをもって三重県、東海ブロックの代表として全国大会でも全力で戦います。