三重県高等学校総合体育大会バレーボール競技
5月26日から始まりました高校総体の三重県予選の結果です。
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<女子決勝戦評>
コロナの制限もなくなり、活気溢れる応援の声が体育館に鳴り響く中、決勝は春季大会同様、三重高校と津商業の戦いとなった。
第1セット、序盤から三重は高さを生かし、ツーアタックやダイレクトで先制する。お互い固い守備で拾い合うが、⑨廣田の速攻から⑥恒川のサービスエースと攻め続け三重が4連続得点。津商も⑪小林の多彩なトス回しから、⑤岩佐や⑨片岡が三重のブロックを利用し、点をもぎとるが、三重の⑥恒川がエースの底力を見せ、25-19で1セット目を先取。
第2セットも三重が力強いスパイクで走り出す。津商は三重③森の高いブロックに苦戦しながらも粘り強いブロックフォローから何度も攻撃を重ね、簡単に点を譲らない。しかし、三重は⑱古賀の安定したレシーブから攻撃の流れを作り出し、終盤①浅川が3連続得点を決め、最後まで崩れることなく25-18と2セット目を連取し、3年連続7回目の優勝を成し遂げた。
5月下旬の日差しも強く、暑い3日間となったが、どのチームも全力で白熱した試合を繰り広げてくれた。その中で三重代表となり、決勝戦でも1点のリードを許すことなく、圧巻の強さを見せつけ戦いきった三重高校の全国総体での活躍を期待したい。
<男子決勝戦評>
男子の決勝は、第1シードの松阪工業と、準決勝で第2シードの海星を破った第3シードの四日市工業の対戦となった。
第1セット序盤は、四日市工業が④番のブロックや⑤番のサーブポイントなどで3対0とリードしたが、松阪工業が⑤番のスパイクとブロックなどで4対3と逆転した。すると四日市工業が④番のブロック、①番のサイド攻撃などで6対4と再逆転し、序盤は両校が交互に連続でブレイクを取る展開となった。ここから松阪工業は効果的なブロックと粘り強いディグで四日市工業の攻撃を拾い、トランジションアタックで⑤番と④番のサイド攻撃を使ってブレイクを重ね、点差を広げていった。四日市工業は、⑭番と⑩番のクイック、①番のサイド攻撃などでサイドアウトは取るものの、序盤以降ブレイクが取れず、点差を縮めることができなかった。終盤は松阪工業の⑪番のクイックも効果的に決まり、第1セットは25対16で松阪工業が先取した。
第2セット序盤は、松阪工業が四日市工業の攻撃を拾ってからのトランジションアタックで、⑤番のサイド攻撃や⑦番のクイックを使い得点を重ね、2本のブロックなどもあり7対1とリードした。四日市工業は、⑩番や⑭番のクイック、①番のサイド攻撃などでサイドアウトを取り、⑩番のサーブポイントや④番のサイド攻撃でブレイクを取って9対7と追い上げたが、松阪工業は⑤番のバックアタックや④番のサイド攻撃などで12対8と4点差をつけた。ここから、松阪工業は⑤番と④番のサイド攻撃やバックアタック、四日市工業は④番と①番のサイド攻撃などで、交互にサイドアウトを取り合う展開が終盤まで続いた。点差を縮めたい四日市工業は、③番のサーブポイントでブレイクを取ったが、ミスで相手にブレイクを与え、4点差を縮めることができなかった。松阪工業も中盤以降は自力でブレイクは取れなかったが、序盤に作った点差を守り抜き、最後は⑦番がクイックを決めて、25対21で第2セットも松阪工業が取り、セットカウント2対0で松阪工業が優勝した。