第53回三重県中学生バレーボール選手権大会

 6月3日(土)4日(日)三重交通Gスポーツの杜伊勢体育館で行われた表記大会の結果です。男子は海星中学校が大会連覇そして県新人大会に続く優勝を、女子は久居東中学校が18年ぶり4回目の優勝を果たしました。
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<男子決勝戦評>
 決勝戦は大会連覇を狙う海星中と初優勝を狙う大安中との一戦となった。
 第1セット序盤、海星中はサーブカットが安定せず、攻撃が組み立てられない。一方大安中は⑫のスパイクや連続サービスエースで大幅にリードする。海星中はタイムアウトをとり、大安中の流れを切ろうとするものの、大安中も連続得点し、主導権を渡さない。大安中は①のサーブやスパイク、②のスパイクで終始リードし、このセットを25-18で先取する。
 第2セットも序盤は第1セットの勢いのまま大安中がリードする。しかし海星中は、④のサービスエースを皮切りに、①・②の両エースに当たりが出始め、このセットだけで13得点する。大安中も③のサーブから6連続ポイントを奪い追いすがるが、最後は海星中①のスパイクが決まり、25-23で海星中がセットを取り返す。
 第3セットは、②の連続スパイクで海星中がスタートダッシュに成功。そのままの流れでウォーターブレイクまでに6点のリードを奪う。大安中も②・⑫にボールを集め反撃するが、海星中は②のスパイクで大安中に流れを渡さない。最後はスパイクを決めた海星中がこのセットをとり、セットカウント2-1で連覇を達成した。
<女子決勝戦評>
 固い守備力とサーブ力を持ち味に2連覇を目指す久保中学校と、冬の県新人大会に続き2大会連続の決勝となる久居東中学校の対戦となった。
 ゲームは久居東中②のスパイクでスタート。序盤リズムをつかんだ久居東中は②のスパイクなどにより7-2とリードする。久保中も持ち味であるディフェンスから6-8と追い上げるが、久居東中⑫のスパイクで突き放されたところで1回目のタイムアウト。その後久居東中⑫のスパイクを拾い始め、①・②にボールを集め追い上げるものの、サーブミスなどもあり差が縮まらない。久居東中は終盤、①のスパイクや②のサービスエースなどで7連続ポイント、このセットを25-15でものにした。
 第2セット、序盤は一進一退の攻防、先に抜けだしたのは久居東中。①のスパイクやサーブで6-3とリードする。後のない久保中は、①・②が変化のある攻撃で追い上げ、久居東中①のバックアタックをブロックすると久居東中はたまらずタイムアウトをとる。両チームともミスもあり、久居東中13-11とわずかにリードしてウォーターブレイク。その後久居東中は①がフロントに上がるとリズムをつかみ、17-12と差を広げ、さらに久居東中はリリーフサーバー⑥のサービスエースもあり、リードが広がる。久保中も②のスパイクで反撃するが、連続得点とならない。最後は久居東中②のスパイクが決まり、久居東中が優勝を決めた。
 今大会は拮抗した試合が多く、夏に向けて更なるレベルアップを期待したい。何より観客が戻ってきた体育館の熱気は素晴らしく、応援の素晴らしさを実感できる大会でもあった。